Tier9 ソ連 重戦車 (課金戦車) / 略称: Obj. 752

↑ 砲塔はフランスのFL-11風味。
スペック(v1.23.0)
車体
| 耐久値 | 1,750 |
|---|---|
| 車体装甲厚(mm) | 195/140/80 |
| 最高速度(前/後)(km/h) | 35/12 |
| 重量(t) | 45.4 |
| 実用出力重量比(hp/t) | 12.78 |
| 本体価格(Cr) | 13,000G相当 |
| 修理費(Cr) | |
| 超信地旋回 | 不可 |
| ロール | 万能型重戦車 |
武装
| 名称 | 連射間隔(s) | 弾倉交換時間(s) | 弾種 | 平均貫通力(mm) | 平均攻撃力 | 弾倉合計攻撃力 | 精度(m) | 照準時間(s) | 弾速(m/s) | 弾倉/総弾数 | 弾薬費(Cr) | 重量(kg) | 俯仰角 |
| 122 mm M-62T2 | 3.2 | 34 | AP APCR HE | 240 310 68 | 390 390 530 | 1,170 | 0.42 | 3.4 | 862 1,178 862 | 3/30 | 1,085 4,800 795 | 3,397 | -8°/+11.7° |
|---|
砲塔
| 名称 | 装甲厚(mm) | 旋回速度(°/s) | 視界範囲(m) | 重量(kg) |
| Object 762 (o) | 330/150/120 | 23 | 380 | 9,000 |
|---|
エンジン
| 名称 | 馬力(hp) | 引火確率(%) | 重量(kg) |
| V-12-6B | 580 | 15 | 1,024 |
|---|
履帯
| 名称 | 積載量(t) | 旋回速度(°/s) | 重量(kg) |
| Object 752 | 47.5 | 30 | 10,000 |
|---|
無線機
| 名称 | 通信範囲(m) | 重量(kg) |
| RTU ("Yasen") | 850 | 80 |
|---|
乗員
| 1 | Commander(Radio Operator) | 2 | Gunner | 3 | Driver | 4 | Loader |
|---|
拡張パーツ
| Class1 | × | Class1 | Class1 | Class1 | Class1 | ||||||
| × | × | Class1 | Class1 | Heavy | |||||||
隠蔽性
| 非発砲 | 発砲時 | |
|---|---|---|
| 静止時 | 7.41% | 1.33% |
| 移動時 | 3.71% | 0.67% |
車両に関する変更履歴
| v1.23.0 | 新規実装 |
解説(v1.23.0)
- 火力
万能型重戦車としてはかなり珍しくオートローダー砲を搭載している。また、揺動式砲塔もソ連としては珍しい。- 122 mm M-62T2
同格車輌が装備する122 mm M62-T2と見た目や名前は似ているが、性能面の共通点はあまりない。
単発火力は390と同格の122mm砲よりも少し低く、弾倉火力は1,170となる。連射間隔は3.2秒でEmil IIより僅かに劣り、口径の割にはやや遅い。火力の割に弾倉交換時間もそれほど早くはない。
APは貫通力は並程度だが弾速が遅めで、後述の照準性能の悪さも併せて遠距離射撃は苦手。一方APCRはそこそこ良好な貫通力と弾速を有する。
総弾数があまり多くなく、オートローダーで弾種切り替えが難しい事からも、ほぼプレミアム砲弾で埋めてしまって構わない。
精度、照準時間、車体移動時の照準拡散は劣悪であり、基本的には近距離で戦うことになるだろう。
俯角は良好だが、仰角は揺動砲塔の常として狭い。
- 122 mm M-62T2
- 装甲
全体的に十分な厚みと優秀な傾斜を持つが、砲塔のキューポラが狙われやすい。
背面装甲は砲塔車体ともに傾斜込み120mm以上あるため、榴弾は貫通しにくい。
重戦車としては車体が小さく、遮蔽物に隠れやすいが、その代わりHPは低い。- 砲塔
正面は330mmと硬く、格上駆逐戦車の課金弾以外では貫通は難しい。側面も前半分は300mm以上になる。
しかし上部の大きめのキューポラは190~180mmほどしかなく、容易に狙われる弱点となっている。
キューポラは揺動砲塔ゆえに俯角を取った状態でも隠れないが、逆に仰角を取ることで大部分を隠すことができる。ただし仰角を取ると、今度は主砲下に270mm垂直の部分が露出してしまう。状況によって使い分けるといいだろう。 - 車体
正面上部はAPで250mm(外縁部は280mm~)、HEATで280mmほどと並程度。撃ち上げられる状態ならば傾斜が増し300mm前後になるので、ハルダウンの際に多少車体がはみ出ても問題ない。
向かって右上のハッチは190mm垂直の弱点だが、かなり小さいのであまり意識しなくてもよいだろう。
下部は面積は狭めだが200mm前後の弱点である。
側面は85~55mm*1と一見薄いが、Object 907とほぼ同じ形状になっており、車体を正面から見ると逆三角形になっている。
上部にはIS-3のような20mmの空間装甲もあるため、AP系、HEAT共に弾きやすく、昼飯、豚飯との相性は良い。
ただし車体下端付近の砲塔直下や車体後部に出っ張りがあり、Object 257のように平滑な形状にはなっていない。*2また、昼飯の角度を取ると正面装甲左右端(ヘッドライトの横あたり)やターレットリング部分も220~250mm程度の装甲厚となってしまう。いずれの弱点も見た目では分かりにくいものの、鉄壁ではない点に注意。
車体の天板は25mmとかなり薄く、自走砲の榴弾で大ダメージを受ける可能性がある他、豚飯の際に狙われる可能性がある。
- 砲塔
- 機動性
出力重量比は低めだが、履帯性能は重戦車としては悪くなく、平均的な機動力。
- 偵察性
隠蔽性は重戦車としてはかなり良いが、視認範囲は380mと狭い。
- 総論
ロールは万能型重戦車だがどちらかと言えば支援型重戦車に近い。
味方の重戦車についていき、味方の戦闘の横から一気にダメージを与え、装填中は隠れるといった動きが基本。
装甲は信頼しきれるほどは硬くないが、複雑な装甲配置から狙いの甘い弾や乱戦状態だと意外と弾く。
史実
この車輌の開発目的は、重戦車の重量限界である50t以下を維持しつつ、装甲の防御力を向上することでした。車輌は、1952年に、チェリャビンスクのキーロフ工場にて、第2特別設計局によって開発されました。プロジェクトの車輌は高密度な内部モジュールと、他と一線を画す装甲を特徴としました。一案では、揺動砲塔を備えたものもありました。機械仕掛けの砲弾ラックを備えた最新の122mm M-62T2砲(GRAU 2A17)を搭載予定でした。
(ゲーム内説明文)
1940年代後半、ソ連は戦車の重量が50トンを超えると戦略的・戦術的機動性に問題があると認識したため、50トン以下の戦車の開発が進められた。
これによりObject 730(T-10)、Object 752、Object 777といった設計が発案される事になった。
1952年6月にチェリャビンスクのキーロフ工場SKB-2に開発が指示され、53年の半ばまでにはデモンストレーションの準備が完了した。
開発は2つの案に分かれ一つはObject 752、もう一つがObject 777となった。
Object 752は重量制限と装甲を両立するために、複雑な形状を組み合わせて最適化されたが、車内レイアウトなどは旧来のものを踏襲する事とされた。
なお、元々のObject 752はT-10などと同様の通常砲塔であるが、ゲーム中のObject 752は揺動式砲塔を装備した代替案のものである。
車体正面は90mm~215mmで薄い部分は傾斜を強くすることにより防弾性を確保。車体上部はV字型の125mm厚でドイツの88mm砲にも耐える事が可能とされた。下部はやや薄く60mm。
砲塔正面は260mm、側面は115~150mmとされた。
エンジンはB-12-6ディーゼルエンジンで750馬力を発揮し、推定戦闘重量は45.3tで路上最高速度は50km/hに達する事になっていた。
Object 752の足回りは6個の転輪をトーションバーサスペンションだったが、別案では油圧サスペンションを使う物もあった。
主砲は最新のM-62T2(46口径122mm砲)が選択され、その長砲身から高い初速を得られた。
揺動式砲塔バージョンでは自動装填装置を装備する事になっていた。
通常砲塔バージョンでは40発の砲弾が様々な場所に配置されたため補助装填機構も装備された。こちらは完全な自動装填装置というわけではなく、装填手の負担を軽くするものである。
搭乗員は車長、操縦手、砲手、装填手の4名で構成され、従来通り操縦手は車体前部、それ以外は砲塔に配置されていた。
その複雑な形状により軽量化と防御性能を両立しており、全長9.74m(砲塔を後ろに向けた場合は8.92m)全幅3.4m全高2.15m(揺動式砲塔の場合)、重量も45.3tに抑えられた。
1953年6月15日にチェリャビンスクキーロフ工場SKB-2はObject 752とObject 777の設計を提出したが、Object 777の方が支持されObject 752は開発中止となった。

通常砲塔バージョン。

揺動式砲塔バージョン。
引用元:
https://pt.topwar.ru/89478-proekt-tyazhelogo-tanka-obekt-752.html
https://www.bilibili.com/opus/627941600411944563
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- 悲しみの揺動砲塔のせいでハルダウンしても貧弱なキューポラが出てしまう。しかも精度と拡散両方悪い&連射間隔が遅いせいでその弱点が長時間晒されてしまう。 一応砲塔をめいいっぱい上に上げることで射撃後のフォローが出来るが、射撃時には気をつけることに変わりは無い。 なお、足回りも結構悪いので、ターボチャージャーが必要かも。 -- 2023-12-03 (日) 19:01:26
- 基本的にダメージ交換で弾倉火力押し付ける車両でしょうし、照準上げて隠せるだけマシって感じでしょうね。そう言えば万能型重戦車でローダー持ちはかなり珍しいような? -- 2023-12-03 (日) 19:22:14
- Tiger-Mausみたいに「こいつぁ強ぇわ!」とはならないけど、それなりに戦績を残しやすい車両ではある。Emillみたいにドッシリ構えて戦うのは砲塔の弱点のせいで不向きなので、T54E1やAMX 50 120みたいな不意打ち的な戦い方がメインになるのだけど、装甲配置的に昼飯したコイツを通常弾で抜ける箇所が結構狭くて小刻みに動いていれば割と弾ける。ハルダウン時は、どうせ精度悪くて狙ったところで…というところがあるので、撃つとき以外は上を向いていれば安定して顔を出しておけてGoodなのかな…?使ってて弱ぇとはならんけど相手に強みを押し付けるのが難しいので、臨機応変に先陣切ったり味方のサポートするしかない -- 2023-12-06 (水) 23:10:18
- 豚飯車両だと思ってたのに昼飯でもconquerorのAPCRくらいならそこそこの範囲で弾くんですね...しかもその体勢でも側面は強制跳弾すると。HEATには弱いですけど、乗り手にも対面する方にも技量が求められそうな車両ですね。 -- 2023-12-07 (木) 09:09:37
- 攻撃的重戦車と支援型重戦車を掛け合わせたらお互いの悪い部分もしっかり出たみたいな面白いけど扱いが難しいキワモノ枠って感じですね。確かに色んな働きができるけど器用貧乏でもある点はまさしく万能型というか。 -- 2023-12-07 (木) 23:13:49